2003 東久留米市
建築工事・幹建設 塗装・古田潔 家具・真吉

とても素敵な器などをつくる染付・陶芸作家さんの家の改装です。
何度も増築、改装されていた家は忍者屋敷のように楽しく複雑です。

‘あれ?今僕はどこにいる?えーと…階段を上がってきて右の扉をあけて
居間を抜けたから…’という感じ。「おいしいお茶をノンビリ飲みたいな」と
染吉(施主)さん。図面に描けない、出てこないコトを現場にできるだけくっついて考えてみよう、
人とモノと対話をもとうと思いました。
ある職人さんとの雑談「テラちゃんさぁ…建築家ってさぁ、
なんでナンデモカンデモ壊してからリフォームするの?
今あるモノや空間を理解してあげよう よ。
自分がイヤだと思うモノだって許してあげようよ。
むしろ活かしてあげる…そんなデザインができない?」
オーソドックスながら徹底的にお施主さん職人さんとともにつくりあげた感じがします。
なんだか懐かしい琥珀色の空間

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